1966-07-18 第52回国会 衆議院 予算委員会 第1号
こういう事柄は、あまり理屈っぽく話をしないで、問題が沖繩民政、その基幹をなす裁判権の問題でありますだけに、現地におきまして円満なる解決を見ること、これを心から願うのでございます。この問題はラスク長官の担当のようにも聞きましたので、たいへんいい機会であった、かように思います。この点をつけ加えておきたいと思います。
こういう事柄は、あまり理屈っぽく話をしないで、問題が沖繩民政、その基幹をなす裁判権の問題でありますだけに、現地におきまして円満なる解決を見ること、これを心から願うのでございます。この問題はラスク長官の担当のようにも聞きましたので、たいへんいい機会であった、かように思います。この点をつけ加えておきたいと思います。
ところが、現実には、これまた御指摘のように、沖繩民政当局の施政に対する不満がいろいろな形で出てまいって、相当深刻な様相を呈しておるということも承知いたしておるわけでございます。で、これは実は制度の問題と運用の問題があると思うのでございます。
幸い鳩山総理は、本年一月十日ダレス長官への手紙の中においても、国民と共に外交を行い、潜在する反米感情を一掃するように努めたいと書いておられるそうでありますが、いずれわが国に復帰する運命にある沖縄島民のために、アメリカに対して沖繩民政の是正を要望せられる御意思はありませんか。
調査団は、三月二十二日那覇に到着委員会議録第十二号いたしましてから、四月十一日までの間、沖繩民政部、琉球政府及び県民、よた沖繩復興のために協力いたしております内地の業者等の各方面から絶大はる支援を得まして、主職場でありました島尻地域を初めとして、全沖繩本局、それに伊江島慶良間群島等、戦鬪の起りました離島をも踏査いたして参つたのであります。